EmerCoinのコアウォレット
EmerCoinのコアウォレットに実装されている独特なサービスの紹介をします。
目次
EmerCoinとは?
そして奇遇にもふかつさん@オマイリスト (@youbunfukatu250) | Twitter
がNEMlogで暗号通貨の血統でPOS系元祖としてPeerCoinを説明しておりました。
実はEmerCoinはPeerCoinの血統のウォレットなのでした。
■EmerCoin CoreWallret
それでは EmerCoinのコアウォレットを触ってみましょう!
バージョン情報は V0.7.9となります。
一見はPOS系コインのウォレットにありがちな画面です。
しかし、見慣れない「Manage Names」というタグが目につきます!
Manage Namesの画面です。
「DNS」「DocNotar」「TD」「SSL」の機能がウォレットに実装されていました。
各サービスの画面を説明していきます。
■DNS nameの登録
「DNS」タグを選択すると
以下のようなダイヤログボックスが表示されDNSの各種レコードを登録できます。
■DocNotar(所有権証明書の発行)
「DocNotar」タグを選択すると所有権証明書の発行スキームが表示されます。
1)証明元となる組織(会社など)情報をブロックチェーンに登録します。
2)組織のメンバーであることを証明させるためにユーザー名を登録します。
※別のウォレットで発行したユーザー名もここで登録可。
3)「Document registration」でファイルをブロックチェーンに登録します。
登録されたファイルは、別のユーザーがこの画面で「検証」することが可能になります。
ここで登録されたファイルが、間違いなくブロックチェーンに登録されているものであると検証されるため、所有権証明書として使えることになるのです。
※NEMのアポスティーユ機能みたいなものでしょうか?
■TD(Trusted Diploma)の作成
大学の卒業証明をブロックチェーンに刻むことができるようです?
以下のように「Check diploma」→「Register University」→「Register diploma」の順番に必要な情報(大学名、住所、学生の名前、入学年、卒業年など)を登録して
ブロックチェーンを利用した卒業証明書として利用できるようです。
■SSL証明書ファイルの作成
「SSL」のタグを選択するとSSL証明書の新規発行のためのダイヤログボックスが表示されます。
NewCerificate(新しい証明書)を押します。
名前とメールアドレス、そしてInfoCardの情報を入力します。
※InfoCardは、EmerSSLの補完機能
証明書のタイプ「RSA または EC」を選択。
パスワードを入力します。
OKボタンを押して SSL署名書ファイルが作成されました。
※画面上ではInfoCard情報が空白のためSSLファイルの作成がエラーとなっています。
以上のように EmerCoinのウォレットは、他の仮想通貨のウォレットには実装されていない機能が備わっております。
DNSとかSSLなどは、生活では頻繁に使うものではないため、やはりビジネス向きの仮想通貨ということになるかもしれません。
EmerCoinはあまり遊び向きではないですね・・・・(w)