快傑Zの仮想通貨遊戯

仮想通貨で遊ぶをモットー!投資で儲け度外視! 投資以外で消耗中・・・。誰かお恵みを

OTTOCOIN(オットコイン)

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OTTOCOIN
通貨表記:OTTO
発行量上限:

 

Ottocoin は、サイバー犯罪による潜在的な経済的損失に対する保険に代わる新しい暗号通貨です。
サイバー攻撃に対して弱い方々のための財務基盤の構築のため利用されます。
多くの人にとって保険の加入は、複雑で難しい法的言語の文書が含まれているため、複雑なプロセスです。
Ottocoin では、サービスは完全にブロックチェーン技術に基づいており、データの共有はより合理化され、また関与するすべての関係者が分散型台帳の関連情報に簡単かつ迅速にアクセスし更新することができます。

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と真っ当らしい説明が公式サイトに書かれていますが、
OTTOCOINの正体は2016年に仮想通貨界隈でナンバー1 ポンジスキームHYIP案件として猛威を振るったビットリージョンに所縁の深いクソコインです。

ビットリージョンとは?

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ビットリージョンは、互いに寄付したい人と寄付を受けたい人をマッチングするコミュニティとしてMLMをベースにして広まった悪名高きHYIP案件です。
 寄付することをPH(Provide Help)、寄付要請をすることをGH(Get Help)と呼び、まずPHを実行して最低20日のロック期間を待ちます。(その間に1日1%の配当が付きます)20日後にGHを要請し、新たにPHをする人からの資金が自分に戻ってくる・・・。これを繰り返すことで「寝ているだけでお金が増える」という夢のようなシステムです!
PH、GHを申請するためにパスポート(当時0.05BTC)を購入する必要があり、それが運用(詐欺師)の資金源になっていたのです。

ビットリージョンの出金出来ない問題

そんなことが続くわけもなく、GH申請が処理されず滞留してしまい、20日間経ってもビットコインを出金できない人が増加していました。(確か2017年3月頃?)
MLMのリーダー達がみんなでPHを申請して滞留しているGHを減らそう!と一斉PHキャンペーンをしていた様子が以下のごうちさんのブログで説明されています。
※ごうちさんって昔からスキャム案件を批判していたのですね。

scam-analysis.com

このPH一斉キャンペーンを実施した後もGHは減らずに、自分のウォレット上ではビットコインの配当が1日1%増えているのに出金できない人がどんどんと増えてクレームの大合唱になっていきました。
そんな中(2017年4月頃?)時代はICOブームが始まりつつあった時であったためビットリージョン運営はさらに悪だくみを思いつきます。
ビットリージョン上の配当で増えたビットコイン相当の額をOTTOCOINというICOトークンで払い戻します!というものです。

 
長くなりましたが、これがOTTOCOINの誕生秘話です!

 

このOTTOCOINが上場された唯一の仮想通貨取引所はC-CEXでしたが、そのC-CEXにも2017/9時点ではすでに上場廃止になっていたようでした。


性懲りもなくOTTOCOINの公式サイトはまだ公開されておりましたが、ロードマップは2017/7時点で止まっておりますw

2018年~2019年にかけてグローバルに展開と意気揚々と書かれているのが空しい・・

 

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詐欺コインの公式サイトは次々に消えていくはずなので、今のうちにスクショを撮影しておこうということで筆を取りましたが、あまりにも内容の薄い公式サイトでしたので
ほとんどビットリージョンの説明になってしまいました。

 

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最近も配当型ウォレット案件で出金が数か月できなくなったり、案件が飛んだとか情報が飛び交っていますが、歴史は繰り返すのですね・・・・。

 

OTTOCOIN公式サイト

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