Enigma(エニグマ)
Enigma
通貨表記:ENG
発行量上限:1億5000万
承認方式:PoW
アルゴリズム:
第二次世界大戦期のナチスドイツの暗号生成機「Emigma」を思い浮かべてしまいましたが、全く別のものです(w)
MIT(マサチューセッツ工科大)のラボの研究を基に創設された暗号通貨プロジェクトです。
Enigmaとは?
真の分散型ネットワークを目指したブロックチェーンを構築するプロジェクトです。
ブロックチェーンには、スケーラビリティ問題とプライバシー保護が出来ない課題が残っています。
プライバシー保護の観点を補足すると、分散型台帳と言われているブロックチェーンはその名の通り、誰でも閲覧ができるネットワークです。
今後ブロックチェーンが世の中に浸透するためには、あらゆるデータを取り扱う必要が出てきますが、個人情報や機密情報を扱うにはブロックチェーンでは情報漏洩になるため使用できません。どうしても中央で一元管理のデータベースにオフチェーンで保存する必要が出てしまいます。
(※それでは、真の分散型ネットワークではなく中央集権ネットワークに逆戻りです)
Enigmaは上の図のように2つのブロックチェーンに分離させて処理をすることにより、スケーラビリティ問題とプライバシー保護を解決しようとしています。
各種トランザクションの処理はパブリックなブロックチェーンのノードで行い、データ保持はEnigmaネットワークのノードで管理します。(処理の分散)
そしてEnigmaネットワークのノードは、ブロックチェーンのノードによる演算結果を見ずに演算結果が正しいと証明することができるため、機密データが保護されたまま取引が出来るようになるのです。(プライバシーの保護)
これによって、複雑なスマートコントラクト処理などもストレスなく、プライバシーも保護されながら取引ができるようになるというのです。
Enigmaネットワークで取り扱うデータには、金融、個人情報、医療カルテ、クレジットなどの分野への応用も期待されます。
そしてEnigmaで最初に開発されたアプリケーションが「Catalyst」です。
Catalystは、Pythonで書かれた暗号資産のためのオープンソースアルゴリズム取引シミュレータです。
以下の取引所のデータを連動させてライブ取引が出来るようになっているようです。
Bitfinex、Bittrex、Poloniex、Binance、Bitmex、GDAX
※設定して、どうやって取引するのかまだ理解していません。
3つのモード「BackTesthing」「PaperTrading」「LiveTrading」があります。
「BackTesting」・・・まずシュミレートを作成してテストするモードです。
※テストシュミレートで取引に自信が付いたらトレーディングモードに移行します。
「PaperTrading」・・・文字通りペーパートレーディングなので実際の価格をシュミレートさせるだけ。
「LiveTrading」・・・実際に取引できる。
Catalystのインストールはこちら
https://enigmampc.github.io/catalyst/index.html
※使い方は全く理解していないのでご自分で試してください(汗)
なんとなく凄そうなプロジェクトだと思ってしまいませんか?
MTIの研究機関だからとか、ブロックチェーンの課題解決を目指すとか
有名機関のブランド名やポエムに惑わされないようにしてください!
本当に応援したいと思ったら投資するのです(w)
Enigma公式サイト