耐量子コンピューター技術の概要とは?
現在、量子コンピューターの発展が目指しい進歩を遂げています。
量子コンピューターが実用化したら何が凄いのか?
既存のコンピューターは 「0と1」のどちらかの状態しかない「ビット」の組み合わせで計算をしています。
しかし量子コンピューターで扱う「量子ビット(=qubit)」は、重ね合わせの原理を応用したものでn数の量子ビットで2のn乗の組み合わせの処理が出来てしまうのです!!
イメージ
以下のサイトから画像借用
仮想通貨で 量子コンピューター技術を使った攻撃に耐性がある銘柄が既に存在しています。
私が知っている限りでは、
ADK、ADA、XSH、QRL、XRPです。
暗号署名方式で有名なRSA、DSAなどはよく聞かれると思いますが、ビットコインなどで使われている暗号署名方式:ECDSAはより堅固なセキュリティを保持しています
しかし量子コンピューターの処理能力を持ってすれば一瞬のうちに解読をされてしまいます。
そこで、耐量子暗号署名の技術を利用している銘柄に共通して利用されている技術が
ハイゼンベルク博士(1901~1976)が提唱したかの有名な 不確定性原理
と 現代の量子力学の権威であるスピンゲル博士(1933年~)が提唱する
最新の量子力学の定理「スピンゲルの方程式」
δφ₀(Q’)=Γx1/2(δx(-1)ε)
により実現可能になっていると言われています。
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ここまで読んで違和感を感じませんでしたでしょうか?
スピンゲル博士って誰だよ・・スピンゲルの方程式って?そんなのないし・・。
※ハイゼンベルク博士と不確定性原理は実在しますが スピンゲル博士は私が創った架空の産物です😅
確かに量子コンピューターの開発は進んでいます。
「量子ビット」も2016年で5qubit=2の5乗の処理能力を持つ量子コンピューターが公開され、2017年には50qubit=2の50乗まで開発が進んでいるようなニュースも聞いています。※とてつもない進歩です。
しかし量子コンピューターを稼働させるためには、量子の状態を安定にさせるための
磁気による調整や最近ではマイクロ波などを利用しているため研究所でしか稼働できずまだまだ一般に実用化させるためには課題があるようです。
(噂では2023年に実用化を目指しているとか・・・)
実用化されていない量子コンピューターによる暗号解読の攻撃方法が確立されていないのに、どのように防御方法を検討しようというのでしょうか?
これって 武井壮さんのライオンの倒し方 を聞いて スゲーっと思うのと同じではないでしょうか?
武井壮さんによるライオンの倒し方
『首を噛みつきにきた瞬間、右腕をわざと噛みつかせ、
その瞬間に力を込めることでキバを抜けなくさせ、鼻にストレートを連打!』
耐量子コンピューター署名技術を取り入れた仮想通貨銘柄のホワイトペーパーで
一番技術を詳しく記述している銘柄はQRLでした。
XSHのホワイトペーパーはLamport署名や類似スキームを利用とだけ記載で内容乏しいです・・。
ADKのホワイトペーパーを読みましたが、ひょっとしたらQRLのホワイトぺーパーに似ているような気がしました・・XMSS利用するところも似ていた。
ADAに関してはロードマップに耐量子性技術「BLISS」を搭載予定のみ。
XRPは、調べていないので知らない・・・。
しかしQRLも難解な方程式や定理を10数ページに羅列しており、前述の「スピンゲルの定理」のように 学者のような頭を持たない私には本当なのか判別ができないです。
※本当にそれらの技術が必要なのかもしれません
今後、絶対儲かる!究極の次世代仮想通貨と煽られるようなコインは
「耐量子コンピューター」というキーワードが必須になる可能性があります。
列挙した銘柄は本当に耐量子コンピューター攻撃に対応しようとしているのかもしれませんが、手放しで信用していいのか?
なんでも疑うのは良くないですが、これからは、簡単に信用してもよくないような気がしたため筆を取りました!
ただ人間の空想が現実化するので近い将来は耐量子コンピュータ性能の技術が世の中に出て来るのだとしたら面白いですね!
くだらないネタにお付き合いくださりありがとうございました!
2018/2/26追記
この記事を書いた後に、もう少し調べました・・・・。
「実用化されていない量子コンピューターによる暗号解読の攻撃方法が確立されていないのに、どのように防御方法を検討しようというのでしょうか?」という発言は誤りだと気づきました・・・・。
後日、続編を書きます。 耐量子性暗号技術調べると奥が深いです!!
★2018/3/11追記 続編です! ↓