快傑Zの仮想通貨遊戯

仮想通貨で遊ぶをモットー!投資で儲け度外視! 投資以外で消耗中・・・。誰かお恵みを

ADACOIN(エイダコイン)

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ADACOIN(エイダコイン)
通貨表記:ADA
発行量上限:450億
承認プロトコル:PoW/PoS

ADACOINは、私の中でSCAMなコインとしてこびり付いていた仮想通貨です。


目次

 

1.ADACOINの第一印象・・「これはないなあ・・」


日本のADACOIN販売総代理店「アテインコーポレーション」による紹介の仕方・・・

次世代オンラインゲーム、カジノで使うプラットフォームやコインだとか・・・・
この内容だけではビットコインを越える次世代の仮想通貨など(私は)思えませんでした。

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なぜか日本のみのプレセール開始だとかいう胡散臭い広告の数々・・・。

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そして広告塔になっていた某お方の存在も胡散臭さ満載でした。

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これだけで、毛嫌いしている仮想通貨の投資家はいるはずです。
中には、これで投資した人もいるようです・・・・。
(結果、資産が増大した人いるみたいですけど 汗)

 
2.ADACOINに関与している団体

また登場人物、団体が複数存在していたりするので、ADACOIN全体の理解を困難にさせる要因でもあったと思います。

ADACOINには、3つの団体が関与しているようです。

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①CARDANO FOUNDATION(カルダノ財団)

 カルダノ財団はプロトコルの監督機関、また教育機関としての役割を担っています。
テクノロジーとアプリケーションを規格化し、保護し発展させ、コミュニティの拠点となり、政府や企業、エンタープライズオープンソースプロジェクトと提携をさせるために積極的に情報発信や働きかけをしています。

②INPUT/OUTPUT(IOHK)

IOHKは2015年にCharles HoskinsonとJeremy Woodによって設立されたカルダノブロックチェーンを構築するエンジニアリング企業です。
とりわけCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキソン)氏は、

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なぜか天才数学者と呼ばれ、EthreumやBitSharsの創設にも関わった技術者で彼が手掛ける第三のコイン:ADACOINはホスキソン氏の集大成となるそうです。

※誰かホスキソン氏の数学者としての論文や実績を教えてください。

 

③EMURGO(エマーゴ)

 EMURGOは、カルダノ・エコシステムを実用化レベルに構築させようとしている日本のベンチャー企業です。

 

3. カルダノの技術

 ホワイトペーパーは日本語でも読めるので、じっくり読んでみてください。

ADACOINのホワイトペーパー

非常に難解だったので掻い摘んでみました。(間違っていたら指摘ください)

カルダノブロックチェーン

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 カルダノブロックチェーンは、インターネットにおける機能別の階層(TCP/IP層など)をブロックチェーンに導入しようとしています。
 他の仮想通貨でもおなじみの分散型台帳レイヤをCardano Settlement Layer(CSL)プロコトルの集合体であるCardano Computation Leayer(CCL) と呼んでいます。
階層を取り入れることで決済会計処理をCSLで、その他の機能をCCLを利用して複雑な処理を分離させることで様々なニーズに拡張性を持たせることが出来る思想です。
そしてProof Of Workの結果を基にサイドチェーンへの対応も検討している模様。
(KMSサイドチェーン)

また2016年にTHE DAO問題で分裂したイーサリアムや2017年にSegwit採用可否でコミュニティやコア開発、マイナーが分裂したビットコインビットコインキャッシュのようなハードフォークの議論もADACOINでは、3つのセクション(トランザクション、ネットワーク、コンセンサス)が法体制のように作動してスムーズに改正することが可能になります。(これは、仮想通貨Tezosの思想を参考に設計を目指しています)
 そして暗号技術の進化も著しく量子コンピューター技術が実現化すると現在の仮想通貨のパスワードは一瞬のうちに解読されてしまうと言われていますがカルダノブロックチェーンは、量子コンピュータ電子署名にも対応を予定しています。(まだ実装されてません!)

まだまだ、論じている内容があるのですが、究極のブロックチェーン・・・
それがカルダノブロックチェーンなのです!

 

 DAEDALUDS(ダイダロス

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DAEDALUDS(ダイダロス)とはギリシア神話に登場する有名な大工・発明者です。
ADACOINの専用ウォレットの名称になっています。

今後の予定は以下
・Ethereum Classic & Bitcoin の取り扱い
Android & iOS 向けモバイルウォレット
・ADA 所有者によるブロック生成やProof Of Stark(POS)システムの対応
・アプリケーションや暗号通貨の使用が可能なアプリストアの開発

 

OUROBOROS(ウロボロス

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ウロボロスとは古代ギリシアで創造された自分の尾を噛んで輪になった蛇のイメージ。
ADACOINは、今後、PoS(Proof Of Stake)をコンセンサスアルゴリズムとして採用する予定ですが、POSのことをウロボロスと呼んでいるようです。
※由来は知りません・・・。

4.ロードマップ

 概要はこれです。
IOHKは2017年夏にCSLのリリース。ローンチ後はCCLとは完全に独立して、ADAを取引、交換、また購入することが可能となります。(事実2017/11 BITTREXに上場)
CCLは2018年の第1四半期までにベータ版がリリースされる予定です。
CSLとCCLを同時に使用すれば、 ユーザーはカルダノ・スタック上に分散アプリケーションを構築するための環境を自由にカスタマイズできます。
2019年においてIOHKは、カルダノの長期的なスケーラビリティ増強に取り組むことを想定しています。
2020年までにPOSシステムで資金供給を可能とする持続可能なエコシステムの生成を目標としています。

 

ロードマップは、5つのフェーズに区切られていました。
それぞれのフェーズの名前が17世紀~20世紀の詩人・学者の名が付けられています。

1.Byron
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ジョージ・ゴードン・バイロン卿:1788年~1824年
イギリスのロマン主義運動の貴族・詩人でイギリスで最も偉大な詩人の一人とされている。

「ブートストラップ時代」と呼ばれ、2年の月日をかけてカルダノブロックチェーンの基礎を構築したフェーズです。
メインネットが公開され、それによってADACOINが取引所(BITTREX、Binance)に上場することになりました。
 取引所との保守上の連携強化APIやDAEDALUDS(ダイダロス)Walletのバグやエラーなどのログ送信する機能の追加がまだ50%の開発途中です。
 

2.Shelly

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パーシー・ビセシェリー:1792年~1822年

19世紀のイギリスの詩人。生前に名声を得ることはなかったが、死後に彼の経済学や非暴力などの思想はマルクスマハトマ・ガンジーなどに影響を与えたと言われている。

 非中央集権化かつ自律的なシステムになることを目指しています。
スマートコントラクト実装するために次世代仮想マシン(IELE)を採用しテストネットをローンチ、デビットカード対応、マルチシグウォレット機能、耐量子コンピューター性、ペーパーウォレット対応、アジア各地でのコアワーキングスペースの設立、東京でのミートアップなど、いろんなプロジェクトが目白押しでカルダノブロックチェーンが成功するためにはこのShellyフェーズが重要な意味を持ちます。(2018年2Q~)

 

3.Goguan

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ジョセフ・ゴーエン:1941年~2006年
アメリカのコンピューター学者。ゴーエンの研究は抽象データ型の代数的特徴付けの初期のアプローチの1つでありOBJのプログラミング言語ファミリの発祥のヒントになったと言われています。
 

ブロックチェーンに安全性や信頼性をもたらすための施策を展開するフェーズ。
スケーラビリティ問題に対処するためにサイドチェーンを構築します。
スマートコントラクト実装するためにシンプルな言語Plutusを使用することが可能になります。

 

4.Basho

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松尾芭蕉:1644年~1694年
江戸時代の俳句詩人。弟子の曾良と旅をした「奥の細道」は海外でも高い評価を得ているという。西洋では松尾芭蕉が俳句の創始者と勘違いしている人も多いらしい
※なぜ松尾芭蕉の名前が付けられているのかも由来が不明

 このフェーズは、パフォーマンス、安全性及び拡張性に焦点を当てています。
またウロボロス・プラオス及びネットワーク層の見直しも行われる予定です。

 

5.Voltaire

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 ヴォルテール:1694年~1778年
フランスの多才で多作な作家であり、演劇、詩、小説、エッセイ、歴史的・科学的作品を含むほとんどすべての文学作品を制作しているオールラウンダーです。啓蒙思想家としては言論と宗教の自由、教会と国家の分離などがあります。

 財務モデルの導入とともに保証性及び拡張性に焦点を当てています。
これによってブロックチェーン及びコミュニティの持続可能性と自律性が保証され、カルダノブロックチェーンが完成を向かえるようです。

 

 まとめ

ADACOINは2015年にプレセールを開始していた際にはホワイトペーパーやロードマップが存在していなかったということです?

え?  

それで 日本の代理販売店などの紹介だけで買っていた人が居たってことですよね・・・・。オンラインカジノで利用するだけで次世代仮想通貨と期待していたのが不思議です(笑)

未だにADACOINの紹介をオンラインカジノプラットフォームで利用と紹介している人は今からホワイトペーパーを読むことをお勧めします。そんな説明されてないです。


IOHKのホワイトペーパーを読むととてつもないポテンシャルを持っている銘柄に見えてきます。
ただ、いろんな銘柄の良いとこ取りのような気がしないでもないです。

通貨としての価値・・・ビットコイン
スマートコントラクト・・・イーサリアムイーサリアムクラシック
サイドチェーン・・・リスク
3つのセクションによる法体制機能・・・Tezos
量子コンピュータ電子署名・・・QRL

 

良いとこ取りと言えば、K-POP・・・(韓流好きな人ごめんなさい・・・)

私もKPOPスターのBIGBANGや2ne1の音楽が好きです。
でも洋楽を聴いているので、ところどころにアメリカのポップスターの楽曲のいいとこどりをしているKPOPが目についてしまうことが多いです・・・(オリジナル製がないって意味です)
でも、いいとこどりな音楽ってめちゃくちゃカッコイイんですよね・・

 

私のADACOINの印象はそれと同じです(w)

そして ダイダロスとかウロボロスとか厨二病なネーミングセンスとポエムなロードマップは、意外と好きです・・・。


代理店がプレセールしていたADACOINと現在のホワイトペーパーが作成されたADACOINは別物だと考えてもいいのかもしれません・・。

でも現時点でウォレットしか開発進んでいないんですよね(これでは判断出来ない)

 

2019年~2020年にADACOINとカルダノブロックチェーンがどうなっているのか
そこで答えが出るはずなので、ゆる~く見守っていきたいと思います。

 

 

 

ADACOIN(CARDANO)公式サイト

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