快傑Zの仮想通貨遊戯

仮想通貨で遊ぶをモットー!投資で儲け度外視! 投資以外で消耗中・・・。誰かお恵みを

【仮想通貨で歴史を学ぶ】大航海時代と植民地争奪戦。そして・・

現在我々は、旅客機やインターネットで世界中に飛び回れる時代に生まれましたが、その昔の人類は自分たちの居住区を離れることや、ましては国境を越えることは困難であり、更には海を越えて世界とつながることは未知の世界でした。

 目次

1.大航海時代への序章

13世紀、大モンゴル帝国ユーラシア大陸の大半を征服するとアジアとヨーロッパの国境がなくなり一つに繋がります。

 その時代のイタリア・ヴェニチアの商人マルコポーロは、ヨーロッパから東アジアまで20年間旅行した体験をルスティケロ・ダ・ピサに伝え聞かせた内容が書物となりました。
 「東方見聞録」と名付けられたこの書物に記載された「極東の黄金の島国ジパングが人々の好奇心を掻き立てて、大航海時代が始まったのです!

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2009年5月、「ナカモトサトシ」と名乗る人物が発表した一つの論文が話題になりました。
ビットコインプロトコルとその実装のためのリファランスが書かれた内容は、
その後「デジタルゴールド」と呼ばれ通貨の価値観を激変させることになるのです。
 ある人がネット上で、「10000BTCを支払うからPIZZAと交換しようぜ」と言ったジョークを一人のプログラマが、実際にPIZZAを2枚注文して 10000BTCとPIZZAを交換したことがビットコインの最初の取引だと言われています。(取引日:2010/5/22)
※当時の1BTCの価値は1セント以下・・・

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もう何が言いたいか 分かりましたね・・・

 

ルスティケロ・ダ・ピサ ≒ PIZAA

東方見聞録 ≒ ナカモトサトシの論文

黄金の島国ジパング ≒ デジタルゴールド


2.大航海時代の始まりと悲劇

モンゴル帝国が衰退すると、今度はオスマン朝トルコ帝国が地中海を制圧し、ヨーロッパ諸国を圧迫します。
 当時の欧州2大王国であるスペインポルトガルは、地中海を利用しない新たな海洋交易ルートの開拓に乗り出します。

 

2007年のサブプライムローン破綻、2008年のリーマンショックなどアメリカから発した世界金融恐慌により不安の絶頂にいた一部の投資家は新たな投資先を模索し始めていました。
そのようなタイミングでビットコインの最初のブロックが2009年に導入されたのです。

 

海洋には巨大モンスターと海の果ては奈落の滝になっていると言われていた時代です。
海洋ルートを開拓した人々はいつ自分に死が訪れるか不安だったことでしょう・・・。

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そんな不安を振り切った先行者たちだけが巨額の資産と栄光を勝ち取ることが出来たのです。

代表的な冒険者たち

ヴァスコ・ダ・ガマ
 海洋ルートを開拓しインドに到着します。香辛料などを本国に持ち帰り非常に高価なものとして取引され莫大な資産を産んだとも言われています)

・フランシスコ・デ・アルメイダ
イスラム勢力との海域の覇権を駆けて大遠征を行い(ディーブの海戦)。インドの交易権を勝ち取った。その後、マレー半島マカオなど極東に拠点を築くに至ります。

クリストファー・コロンブス
欧州から西回りの海洋ルートを目指し、アメリカ大陸に到達しました。

 その後スペインがコロンブルのルートを採用しアメリカ大陸へ進出していきます。

 

 

仮想通貨は詐欺だ、ハッキングなど危険だなどと言われていた時代です。
ビットコインなどに投資をしてみた人たちは、いつそれらが無価値の電子屑になってしまうか不安だったに違いありません。

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現に、2018年現在、いくつもの仮想通貨が価値を失くし消え去っています。
しかし、そんな不安を振り切り、未来を信じてコツコツと貯めていたビットコイナー達が2018年現在、巨額の仮想通貨長者になっているのです。

 
アメリカ大陸に上陸した白人達は、純粋な先住民族の武力が自分達より弱いと知ると、その欲望はエスカレートします。
コルテスは、400人でアステカ帝国を制圧ピサロ180人でインカ帝国を制圧。皇帝を民衆の前で処刑、帝国を滅ぼし、黄金や財宝と領地などを手に入れます。
そんな残虐非道な行為をヨーロッパ国内に内部告発した白人がいました。ラス・カサスです。
しかし、その声は届かず、アジア、アフリカなどに白人達の欲望の牙が向いていくのでした。

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2013年にビットコインの価値が11万円まで高騰します。
ビットコインの成長を純粋に期待していた個人投資家達に悲劇が訪れました!

2014年の日本の取引所で115億円相当のビットコインが消失したMt.GOX事件です。
当初ハッキングとされていたビットコインの消失が実は、Mt.GOXのCEOによる着服だったことが発覚し、仮想通貨の闇として語り継がれている事件です。
 
そんな事件があっても、なお、仮想通貨によるデジタルゴールドという人々の欲望は消えることはありませんでした。

 

3.植民地の奴隷制度による利益の摂取


植民地を獲得した白人たちは、労働を自分より下等民族と見なした有色人種にさせて自らが神にでもなったかの如く三角貿易という悪名高い利益の獲得ルーチンを
思いつきました。
・アフリカ大陸の黒人を奴隷としてアメリカ大陸に輸出。
アメリカ大陸で奴隷を酷使して農作物を生産し、ヨーロッパに輸出。
・ヨーロッパで生産された商品や武器を植民地などの輸出。

いつまで経っても白人たち優位の体制です。

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2017年は仮想通貨元年!! というキャッチフレーズが日本の取引所BitFryerから流れました。
2016年以前からビットコインなど仮想通貨を扱っていた人々は古参コイナー達は初心者向けに有益な情報を発信し続けていましたが、中には一攫千金の臭いを嗅ぎつけたMLM、ネットビジネス経験者が仕掛けるHYIPと呼ばれる日利30%の高配当の金利を謳ってビットコインを集めた詐欺サイトや一部の悪質なインフルエンサーと呼ばれる人たちによる特定銘柄を煽ってイナゴ相場を作ったり取引所のアフェリエイトによる収入などで、巨万の富を築くルーチンを確立してしまいます。
 情報弱者たちはそれらの情報をありがたく拝聴し言われるがままに投資をしているのですが、仕掛けた人間達からは、「都会で満員電車に乗って働くなんてバカだ」「おは養分」「ごちそうさまでした」などと言われていたのです。
まさに仮想通貨における奴隷制度です

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4.植民地争奪戦

 

スペイン、ポルトガルに変わって力を付けて来た新興国:オランダ、イギリス、フランスなども植民地獲得に乗り出してきました。
 アフリカ大陸は、早い者勝ちの様相を呈していました。
 アフリカの国境がなぜ、直線になっているのか?不思議に思いませんでしたか?
それは白人達が、地図に線を引いて、勝手に国境を作り分割してしまったからです。

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イギリスとフランスは、アフリカにもアジアにも広大な植民地を所有するに至ります。
出遅れたドイツ、イタリアなどはかろうじて土地を所有できた程度です。

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仮想通貨の中で2017年前半頃には、すでに有力銘柄として知名度があったのが

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2017年1月には1円未満であった両銘柄は、2017年5月に急激に成長をします。
 リップラーとかネムラーと呼ばれる人が「買え買え」とか「やるで、買い増しや」「年内100円」などまるで宗教活動のような異様な盛り上がりを見せていたものです。
2017年末には、200円以上の価格まで跳ね上がり、いわゆる2017年5月組以前は、タイミングがあっていれば億り人になっている人が続出していたのではないでしょうか?

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 2017年後半参入組は、目指せ億り人とばかりに、草コインに目を付けて
煽りとポジトークで一攫千金を目指します。
年末に勢いを増していたと感じていた銘柄は以下ですが、他にもあったでしょうか?

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煽ったり、ばら撒きをやったりと盛り上げて急激に価格が高騰をしました。

 

5、第一次世界大戦の勃発

 

植民地獲得競争に出遅れたドイツでしたが、フランスとの戦争(普仏戦争)に勝利し、
イギリスに対抗するヨーロッパの強国になっていました。
 さらにドイツはヨーロッパで勢力図を塗り替えるべくドイツ・オーストリア・イタリアの三国同盟を締結。 それに対抗するようにイギリス・フランス・ロシアの三国協商が出来あがります。
その後、ヨーロッパは 
ドイツ・オーストリアブルガリア・トルコの中央同盟
イギリス・フランス・ロシアなどの連合国の陣営に分かれ一触即発の状況になります。
(※イタリアはイギリスとの密約により連合国陣営に)

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中央同盟国         連合国


バルカン半島で発生したサラエボ事件がきっかけで、
第一次世界大戦が勃発します

近代兵器や毒ガスなど総力戦による史上類を見ない戦死者と被害が欧州全体に降りかかりました。

 

 

2017年末には、草コインのポジトークなツイートが流れまくっていました。
それに伴い価格も急上昇。
 古参コイナー達からは、草コインが本当に価値のあるプロジェクトなのか疑問視する声もあがったり、一方草コイナー達は、自分達が仕込めなかったからdisっているのだなどと反論・・・・。
新旧の銘柄信者同士によるポジトーク合戦が勃発します。※ 勃発していなかったかもしれないが、そういうことにしておいてください(w)

 

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2017年末から2018年初めにかけて、それぞれの銘柄の価格は暴騰!!

 

ビットコインは一時期200万円を超える相場に!!

 

暴騰の後には、壮絶な下落で今や見るも無残なチャートになっております。

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5.世界恐慌 と その果てに・・・・

 

第一次世界大戦は連合国側の勝利に終わりました。
しかしヨーロッパの被害は甚大で、戦勝国は、敗戦国のドイツに対し多額の賠償金を要求します。

絶望の果てにいたドイツ国民を救うべく経済の立て直しを成功させ、国民の福利厚生を充実させ、宣伝方法を駆使して民衆の絶大な支持を受けた独裁者が登場しました。

アドルフ・ヒトラーです。

ヒトラーはクーデターを画策して失敗したミュンヘン一揆で、一度は失脚したのですが、前述のようにナチス党で政権を取ってから数々の国策を成功させ、一躍ドイツの救世主とされたのでした。
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高騰したビットコインや仮想通貨で大儲けをして億り人が続出した人がいる一方で
、その時期から新規参入組やFXでリバレッジを賭けた人々は、急激な下落により含み損やFXのロスカットを喰らった人々が続出しました。
 更には、日本の取引所コインチェックXEM盗難事件などによる出金停止などで
仮想通貨界に暗雲が立ち込めています。

 

そんな中、かつてf:id:Zbaron:20180213233550j:plainADACOINf:id:Zbaron:20180307005638j:plainノアコインの広告塔になり
仮想通貨の神様と崇められた人物がいました。

ノアコインが実はフィリピン国家プロジェクトではないということが発覚し、信用が下がっていたのですが、ADACOINのBITTREX上場が実現し、ADAによる億り人を続出させたことで一転、救世主と呼ばれているそうです。

そして、2018年初旬になり、新たな奇跡を起こそうとしております。

 

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2016年~2017年初旬には、HYIP案件が猛威を振いポンジスキームがはびこりました。

2017年には、仕手行為や煽りによるイナゴ相場やICO詐欺という話も出ていました。

2018年、また必ず倍以上の資産をもたらすというような謳い文句な案件が登場してくるのでしょうか?

ICO詐欺の不安が増えているため、ICOを精査する機関により厳選された銘柄を紹介するTGE案件というキーワードも出没し始めています。

2021年追記

結果としてTGE案件と呼ばれた仮想通貨プロジェクトは鳴かず飛ばずで運営やプレセールの代理店販売的な役割を得たにわかインフルエンサーの懐にバックマージンとして還元されてしまっただけだったのでは?

✳TGE案件は闇深い話らしい噂を聞くのでここまでとします!


2021年9月現在!

NFTというキーワードが仮想通貨界隈でトレンドになっています

アーティストさんがNFTで資金調達出来る仕組みが出来たので素晴らしいです

しかし転売目的であるNFTをpumpさせて煽るようなクソインフルエンサーが出没していたり、それを真に受けてNFTで生涯食べて行こう!と現在の職場を辞める人たちも現れる現象も起こっております!

バブルだった2017年にも似たような事あったような気がします。

地に足つけて仮想通貨ライフを楽しんで貰いたいものです