仮想通貨を人物に例えて歴史を学ぼう! ビットコインの分裂?と関ケ原の合戦前夜編
さて コアなファンがいることが判明した「仮想通貨を人物に例えて歴史を学ぼう」シリーズの第三弾です❗
ビットコインが2017/8/1に分裂する!? Segwit、スケーラビリティ問題・・など
仮想通貨界隈にいると どこともなく聞こえてくる話題。
ここ最近の全アルトコインの相場低迷でそれどころではない人もいるのではないでしょうか?
私もしばらくはブロックチェーン技術と仮想通貨女子の追っかけで遊びまくっていたので、全く情報収集を怠っていましたが
ビットコイン運命のXデーが迫っているのです!
スケーラビリティ問題≒秀吉天下による戦国時代の終焉
ビットコインの仕組みを簡単に説明すると取引の内容をマイナー同士が分散型の台帳を読み合わせて合意の承認結果を得た後に、ユーザーの送受信が実行完了されます。
その時間は、およそ15分間と言われていましたが2017/3頃から送金してから数時間経過しても受信されないなどの遅延問題が発生していました。
取引量の増加に伴って ビットコインの処理能力の限界が迫っていたのです。
ちょうど戦国時代の日本では、戦国武将が隣国の土地を奪って家臣に領地として与えていた、いわゆる領地切り取り次第的な、バブルな時代が終焉を迎え、戦の手柄によってこれ以上領地拡大が出来ない諦めムードになっており今の仮想通貨界隈に似ている気がします(かなりこじつけ)
朝鮮出兵(朝鮮人から見ると 倭乱)
豊臣政権にとっても天下が収まっている状況ではあるが戦国気風の残っているこの時代に、戦を求める荒くれ武将達がひしめいていました。
国内ではこれ以上領地を与えられない状態でしたが、アジア大陸に目を向けるとそこには無限の領地が残されているではないですか!?
(勝手な推測だが)他の世界に目を向けることで可能性を感じた武将達が秀吉の命を受けて大陸進出の兵を挙げます(実際は違って複雑なドラマがあるのですが、省略)
ビットコインの相場上昇(20万)でこれ以上大幅な利益を見込めず、送金も遅く使い難いと思い始め
仮想通貨界隈の住民が様々なアルトコインに目を付けて取引をし出した2017/5以降の状況が朝鮮出兵に酷似します。
始めのうちは、「やはり2017年は仮想通貨元年でバブルだ!!」と楽観していた仮想通貨界隈の住人達・・・。
朝鮮出兵した日本軍も 緒戦は連戦連勝で一気に 李氏朝鮮の首都:漢城(現在のソウル)を占領し、王子を2人も捕虜とし、更に北方まで進軍。
このまま朝鮮を通過し大明帝国も占領せんとの勢いでした。日本で戦果報告を聞いた秀吉も明国の首都陥落ももうすぐと楽観視していたと言われてます。
日本軍の進撃ルート
リップルとNEMという2つの仮想通貨王子を皆で保有しまくり「一気に億り人だあ!!」と息巻いていた状況と被ってなりません。
結局、朝鮮民衆の蜂起や郭再裕、李瞬臣などのゲリラ戦術を駆使した朝鮮武将の活躍によって補給路を断たれた日本軍の厭戦ムードが漂ってきました。
朝鮮の援軍に来た大明帝国や李氏朝鮮の王族もこれ以上の戦は望まず、7年に及んだ
朝鮮出兵(文禄・慶長の役/壬申倭乱)は朝鮮半島に甚大な被害を与えて終焉を迎えます。
そして今のアルトコインの下落相場の状況😅新天地で消耗している仮想通貨界隈の住民も同じです。
秀吉の死・・・そしてXデー
さて仮想通貨の王様ビットコインが今や老化を辿っています。
太閤秀吉の政治判断能力に陰りが出て、死後に秀吉子飼い武将達の分裂が始まった朝鮮出兵直後の状況に合致しています。
秀吉子飼いの武将とは 賤ケ岳七本槍などで名高い:加藤清正、福島正則、黒田長政などの武断派と 政治能力の高い官僚的な武将:石田三成、小西行長、増田長盛など文治派。
実はこの2派が、朝鮮出兵頃から対立しており秀吉死後に政権の政策について対立が激化する構図になっていました。
ビットコインも能力低下に伴い ソフトフォーク案(UASF)、ハードフォーク案(UAHF)を支持する2派に分かれて争いが2017年初頭から始まっていました。
これは、ある意味 ユーザ(利用者)とマイナー(採掘業者)との対立の構図でもあります。
ソフトフォーク案(UASF) BITCOIN Core
・これはユーザ側が支持している改革案です。いわゆるsegwitの採用です。
ソフトフォークでビットコインの性能向上させ マイニング手法の主流になっているASICoostの利用も出来ないようにしよう!
ハードフォーク案(UAHF) BITCOIN Unlimited
・対してマイナー側が支持している改革案です。マイナー機器のシェア70%を誇るBITMAIN社(ジハン・ウー氏)がその代表格でありASICoostの特許を保有もしております。当然、ユーザ側の主張を受け入れて特許技術が使えなくなることが面白くありません。
※このASICBoostについては不正疑惑が持ち上がったことがありました。
以下 ブログ参照。
世界各国の取引所の大半(日本ではCoincheck、Zaifなど)とマイナーの多くがソフトフォーク案(UASF)を支持しました。
旗色が悪くなったハードフォーク勢でしたが、2017/6月にSegwit2xという第三の改革案がバリー氏という人物から提案されます。
以下 当時の墨汁うまい先生のTwitterの速報を見る通り、形勢がまた変わってきました・・。
超速報:この円卓会議で #SegWit2x を支持するとし署名した企業は中国三大取引所OKCoin, BTCC, Huobiを含むBU派Bitmain, ViaBTCまた今朝声明を出したBixinやF2Poolを含むほぼ全ての中国主要企業となる #ビットコイン #仮想通貨 https://t.co/nDdThiC4eU
— 墨汁うまい(BokujyuUmai) (@bokujyuumai) 2017年6月17日
豊臣政権が武断派、文治派に分かれて勢力争いをしていた時期に文治派の代表格:石田三成が 武断派武将達に襲撃を受けて絶体絶命の時がありましたが・・・・
その時に手を差し伸べたのが、武断派が心を寄せていた海道一の弓取りと言われた
徳川家康です。
まるでジハン・ウー氏の窮地を救ったバリー氏登場を彷彿させます(w)
家康の狙いはこうだったと言われています。今、石田三成が武断派に殺害されてしまっては、せっかく2つに割れている豊臣政権が一つにまとまってしまう・・・。
一方の石田三成にも計算がありました。家康には野心がある、今の豊臣内の混乱状態を収束するのは家康にとっては望んでいないため、自分を捕らえて武断派に渡したりしないだろう。
結果、家康が武断派の加藤清正、福島正則などをなだめて、石田三成の命を救います。
ただし石田三成は蟄居ということで政権でのポストをはく奪された形で、どうにか騒乱は収まりました。
現在のビットコインの覇権争いの状況
ソフトフォーク案(UASF)2派の争いになりつつある?
Segwit案(ユーザ側/各国の取引所)VS SegwitX2案(中国のマイナー(シェア75%)/中国の取引所)
バリー氏の提案によるSegwit2x案が、将来的に(2018年)にハードフォークするような話もあり、中国のマイナー達の支持を集めましたが、BIP141(Segwit案)をサポートすることが分かり、8/1以降分裂はしないかもしれないという話にもなっています。
※ハードフォーク案(UAHF)はひとまず消えたでいいのかな?
ただし、Segwit2xでは、7/21にソフトウェアリリースを実施!?
Segwitでは、8/1に仕様変更を予定しており、この時点で 採用する方式?(BIP)が
両陣営で同じくアクティブ状態になっていない場合は、ブロックチェーンの分岐が発生するリスクが高まります!!
関ケ原前夜に 石田三成が武断派武将に襲撃されて、武断派の本陣でもある徳川家康に助けを求めて駆け込んだ時のような駆け引きが 今まさに ビットコインの周辺では繰り広げられているのです!!
一旦分裂問題は収束するのか❔ それとも天下を二分して大波乱となるのか❔
関ケ原の運命の日は 9/15でしたが、 ビットコインの運命の日は8/1です!
まさに今は歴史の前夜なのです!